山形新聞社印刷センター

工事名称 山形新聞社印刷センター新築工事
所在地 山形県天童市
主要構造 鉄骨造(免震構造)
規模 地上3階建、地下1階
延床面積 6,739.64㎡
建築面積 2,899.94㎡
工事期間 2018年7月~2019年8月

山形盆地の豊かな自然環境に佇む、大災害にも耐えられる最新鋭の印刷センター

月山・熊野岳・面白山・御所山と四方に山形盆地の豊かな山々を望む、立谷川北部河畔の美しい自然環境。大災害にも耐えられる最新鋭の新聞印刷工場として、1999年(平成11年)より別敷地(立谷川)にて約20年稼働した新聞制作センターの更新が計画されました。

大きな設計テーマ(クライテリア:条件)のひとつとして、2011年東日本大震災を教訓に、新聞社としての使命である、大災害時にも新聞発行を止めることなく読者へ新聞を届けることがあります。大震災以降、新規に計画された全国の新聞印刷工場は従来との比較で、より高度なBCP対応(事業継続計画)を図る傾向が強くなっています。そのため、今回の建物計画では次の3つをメインテーマ(柱)としました。

1.景観に配慮した施設(周辺環境に調和した色彩計画、景観を取込んだ空間配置)

2.見学者空間の充実(臨場感溢れる見学通路、安全面への配慮)

3.BCP対応(免震構造の採用、大型非常用発電装置の設置、地下水の活用など)